2024年4月1日(月)
新しい年度がスタートした。聡子、康成や芙玖たちも帰る。今日は誰もが緊張して過ごしたことだろう。親はいつまでも子どものことを案ずるものである。世の中は自分の思い通りにはいかないものである。これを「一切皆苦」と仏教では説いている。思い通りにいかないものを思い通りにしようとするから苦しむのである。下の雑草田をトラクターでかきまぜる。カラシナを採取する。2024年4月2日(火)
放射冷却で朝は冷え込んでいる。今日は貴重な晴れ間の一日だ。カラシナの糠漬けを仕込む(カラシナ10kg、食塩600g、糠適当)。自然薯パイプをセット(残り11本)する。中の田の一部を耕運する。道の駅で買った九州産里芋を植える。Uさんが千里を訪ね来宅し、しばらく話した。千里より年上の幼稚園の先生方もいろいろと健康を害されているようだ。
2024年4月3日(水)
早朝から縦貫バス、JR、京阪、叡山電鉄に乗り京産大理学部の入学式に出る。比叡山の麓に位置する学生数15000人が在学するマンモス総合大学である。活気に満ちた学風を感じた。理学部では早速数理と英語のテストが行われたとのこと。どの孫達も親も大変だろうが食べ物に留意して頑張ってください。
2024年4月4日(木)
朝には雨があがる。かなりの雨量で川も増水している。田畑は水を含み土は重たくなっている。大和芋と自然薯を種用に切り分けてベクルートでカビ予防対策をする。給油、洗車、無花果のまわりの草払い、自然薯パイプのセット。いろいろあって不調の大谷が期待の1号を打った。非日常で疲労の蓄積が健康にとって大敵である。誰も気をつけよう。
2024年4月5日(金)
クラブの桜が満開になり見頃となった。私が自治会長の時に植えた桜である。十数年前に永井の畑を購入してクラブの庭を拡げて植えたのだ。湖山池湖畔のレーク大樹にて昼食する。ここのサービスランチが復活し、安価で美味豪華なのだ。従姉の高田美和子が来宅し葉ワサビをもらった。イチジク畑の草払いをする。
2024年4月6日(土)
自然薯パイプのセット、自然薯の芽出しを追加する。花谷さんの自然薯栽培について蘊蓄に長時間耳を傾けるが私流で充分よいイモが栽培できたのだ。タマネギのベト病予防をする。光が久しぶりに立ち寄る、異動があったので当初は大変そうだ。大和芋植え付け予定の畝を耕運し堆肥と有機石灰を撒く。
2024年4月7日(日)
老人クラブの東八幡神社清掃に行く。採石が多く撒いてあり草がはえていなかったので楽だった。自然薯パイプを全部埋設し、あと少し波板を埋めるつもり。ただ種芋がちゃんと発芽してくれるかどうかにかかっている。明日は雨の予報なので田圃が乾いている間に大和芋の畝に施肥、整地してマルチをかけイモとショウガを植える。伊和に立ち寄る。素麺ももうしばらくだが日々の作業が大変、昔から「金儲けと死に病」とはよく言ったものだ。
2024年4月8日(月)
今日は入学式、始業式だ。しばらくは緊張の日が続くだろう。今朝頭に浮かんだことは「格差づけの愚かさ」ということである。偏差値とかいう意味のない数値で大学や高校を類別し、あたかも人間の格差づけをする予備校やそれで誇るとか劣等感をもたせることの愚かさである。最上位の学歴をもった議員たちが隠れて違法なことをしてすぐに「記憶がない」と言う。人間の本当の値打ちは全然違うところにあるように思う。夕方、昔同僚であった中瀬先生が一南で再任用されたと挨拶に来られた。いろいろと懐かしい話をする。
2024年4月9日(火)室内気温14℃
雨はあがったようだが北風が強く吹き、桜花を一挙に吹き散らしてしまった。「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」親鸞聖人の謡われた通りである。イチジク畑の草払い4回目で一段落する。ハナアオイの苗をチューリップの間に植える。ナガサワでナルトキントキを買う。森下板金と出会う。「誰だったかいな?」「大前やがな」私のことがわかって「先生かいな、座って話そいな」と懐かしそうに言われたが、悪かったが用事があると言って別れる。夕方田井夫婦が寄る。
2024年4月10日(水)
高気圧に覆われて快晴、百歳体操の日、千里は参加する。自然薯の波板栽培、3本セットする。タマネギのベト病予防、葉物の消毒、発芽したマリーゴールドをポットに移植する。千里は多くの洗濯と布団干しや草引きをする。下の田の周辺を草刈りする。キュウリ、メロン、マッカウリ、カボチャ、などが発芽しはじめたがマークしていなかったのでどれがどれかわからなくなった。記憶にたよってはいけないことを痛感する。
2024年4月11日(木)
除草剤撒布、自然薯波板、タマネギ除草など土が乾けばする仕事は沢山ある。午後はテレビで「宮中の諍い女」を見る。清朝の宮廷における女官や寵妃の醜い争いの物語である。桜は散ったがチューリップ、芝桜、ラッパ水仙、ジュンベリーなど次々と花が咲いてきた。
晴れの日が続く。自然薯波板3本セット、トンネル発芽に給水する。イオンにて食料品を買う。中の田、菜の花の茎が固くならない間に鋤きこむ。ジャガイモ、里芋畝を谷あげする。この晴天の日に隣の老人とおじさんはずっと家の中にこもって何をしているのだろう?ストレスが溜まらないのだろうかと不思議に思う。
2024年4月13日(土)
「諸法無我」身体も心もあらゆる事物が我が物ではない。我が物と思いそれを守ろうとすることが我執である。しかし理屈で理解しながら我が物にこだわるという煩悩から脱することはできない。除草剤散布、自然薯波板設置、堆肥撒布、まるで夏なので昼間は作業できない。大谷が松井に並ぶ大リーグホームラン記録になる4号を打ったがドジャースは敗退する。
2024年4月14日(日)
夏日が続く。伊和神社の弁天祭、ウドを朝に採取して食彩館に出す。伊和へ立ち寄り、倉庫に眠っていた化成肥料をもらう。夏野菜の畝に施肥、整地する。自然薯予定の畝はひとまず完了する。後は施肥してマルチをかける予定。
2024年4月15日(月)
ウドを出荷する。食彩館で何年かぶりに岡内さんと出会う、私より5歳年上とのこと、何ヶ月間か入院していてまだ後遺症があるらしい。キュウリ予定の畝を拡張して谷上する。消防署の堂田君が定年になったが再任用で波賀に勤めると言う。春大根の播種、中の田の排水溝を管理機でつける。
2024年4月16日(火)
夜半から断続的に雨が降る。朝方に止んだので土が硬くなっていた自然薯畝の周囲をコマメで鋤いて施肥、土寄せを仕上げる。キクイモの後地だったのでキクイモの芽があちらこちらに出て、これの処置に困る。「龍樹大士出於世 悉能墔破有無見」世間には物事を区別、差別して誤った考え方、邪見が横行している。龍樹はこのことを墔破することの大切さを説いたのだろう。
2024年4月17日(水)
昔に比べて夜によく眠れるようになったと思う。夢もいっぱい見る。山を登っている夢、佐用の方面に自転車で行く夢、夢の内容は違っても夢の舞台はほぼ決まっているのが不思議である。キュウリ植え付け畝にマルチをかける、牛蒡の種を蒔く。森本がワラビをくれる。期待が大きいだけに大谷が2安打するも好機に打てないと文句を言われる。スターもえらいことだ。
2024年4月18日(木)
黄砂で山々は黄色くかすんでいる。呼吸器疾患の人にはよくない影響があるだろう。おかげさまで私は喘息が快癒し、ありがたい。安垣にて散髪する。ウドの大木になりかけたウドを出して完売する。夏野菜の広い畝に135cmのマルチをかける、エンドウに網をかける、千里はタマネギの除草をする。
2024年4月19日(金)
ウドの大木なりかけを19束出荷する。悪いことに千種の人が今日にかぎってウドを沢山だしている。10時半にはゼロなり。客多く午後には完売する。上の田をトラクターで鋤く。トラクターとコマメの威力の違いを認識する。オカメザクラとグミの鉢植えを植え替える。キュウリ、ナス、ナンキン、ベニバナなど発芽して生長してきた。チューリップはもう終わり。花のいのちは短い。
2024年4月21日(日)
朝から雨降りとなる。少し寒い雨である。外の作業は何もできない。昼にあおいが来る。話しているうちに光も立ち寄ってしばらく話しをする。そこへ絹代が来て外で千里と話したようだ。私は伊和に立ち寄るが不在で話すことができなかった。キュウリ植え付けの穴をマルチにあける。
2024年4月22日(月)
カメムシが大発生している。如来がカメムシに外敵対応武器として与えた臭い液体がカメムシの嫌われる運命となった。ヒトに大脳という武器を与えた故に人類は滅ぶ運命にあるのかもしれない。ウドの大木を出荷する。キュウリ支柱立て、ネットかけ、38本定植する。外出せず。山本俊一にワラビをもらう。
2024年4月23日(火)
今日もすっきりしない天候となる。「今、此処のみが真実」広大な宇宙空間で自分にとって在るのは此処だけである。無始無終の時間帯で在るのは今だけである。千里は上川絹子さんを訪ねて姫路まで行く。下の畑の草刈り、キュウリの支柱を立てる、サトイモ土削り、ベニバナ定植、隣保の集金日。
2024年4月24日(水)
昨日と同じ霧雨がやまない天気、外の作業ができない。植木の小鉢植え替え、マルチの穴あけなどする。中国映画「宮中の諍い女」を見る。次々に問題が発生し内容が複雑になってきた。暖冬の影響なのかガイザ(カメムシ)が異常に多く、獲っても、とっても次々に現れ部屋は嫌な匂いが充満している。耐えがたい匂いに悩まされる。
2024年4月25日(木)
罪悪深重煩悩具足の極重悪人、愚かで無能、最低の凡夫であることを二心なく自覚することが信心の最低条件である。下の畑の草刈り、マリーゴールド定植、キュウリ追加支柱ネット張りをする。千里は百歳体操と花植えに出る。山崎の旬彩蔵にて買い物をする。夕刻に田井夫婦が立ち寄る。タマネギの消毒。
2024年4月26日(金)
いい日和は長く続かない。メロンやキュウリ追加して定植する。サツマイモの挿し芽、下の田を鋤く(ウドの大木も強引にすき込む)。自然薯の畝をキクイモの後にしたのがいけなかった。キクイモのかけらから芽がいっぱい出て困った。花畑の谷をコマメでかき混ぜる。岩夫さん夫婦も常に畑に出ているがこれという作物は毎年できないようだ。
2024年4月27日(土)午後3時室内気温20℃
今朝も細かい雨が降っている。花畑の草引き、ピーマン、トウガラシを植える。虫の予防をする。堆肥撒布。外出なし。黄金週間始まる。出国する人、旅行する人、帰省する人、買い物する人、仕事する人、病院や施設で寝ている人などさまざまである。
2024年4月28日(日)
自治会の天役あり、欠席する。世代交代の時期である。丸本正、祐谷、私、山本、阪本勇たちは敬老会なので引退するのが自然であると思う。ヤマダストアまで行く。品物は新鮮で良品だが値段がイオンなどより高い。客層も少し違うような気がする。田畑をどう管理維持していくかが喫緊の課題となっている。委託するにしても適当な受託者の見当がつかない。これは私宅だけの事ではなく、いわゆる田舎の五反百姓が共通に抱えている大きな課題である。
2024年4月29日(月)
長い間施設に入っていた川崎シズエさんが昨晩亡くなった(享年93歳)ということで川崎君宅へ悔やみに行く。私道脇の草刈り、おくればせながら自然薯の畝に白マルチを張る。田井に立ち寄る、家庭内配線の点検工事をしてもらっていた、順二が帰っていた。
2024年4月30日(火)
月日が経つのは早く、今日は卯月(4月)の晦日になりました。雨は予報より早くあがるが蒸し暑い。ナス植え付け予定の畝にマルチをかける。タマネギ、キュウリをダコニールで予防する。イチジク栗園の草刈りをする。何でもいいので目先に目標を持つことが大切だと思う。
2024年5月1日(水)
また朝から雨が降っている。アグロへ出かけて激辛韓国トウガラシや竹串を買う。夕方、コメリで聡一朗と圭志朗に偶然出会って、その後私宅でしばらく話しをする。何とか頑張っているようなのでよかった。圭志朗は明日東京へ戻るとのこと。イチジク畑の草刈りをする。