2024年7月1日(月)室内気温26℃
千里、安富診療所へ定期診察に行く。雨が降り続き外の作業はできない。することがないので大学4回生、卒業間近な頃から鉄道高校で数学、化学の教鞭をとっていた頃の日記を読み返す。記録していても全く記憶には残っていない事柄も多くあるのに驚く。
2024年7月2日(火)
山川草木悉有仏性、「自分の内に仏が常在している」。この思いをもつことが最も大切であると確信している。そして世界は客観的に存在すると誰もがおもっているがあらゆる有情(命ある者)にそれぞれ個々の世界観があり、それがそれぞれにとって唯一の世界なのである。たとえば宇宙科学の研究者には迂遠悠久の世界観があり、一方認知症の人にとってもはや我々が現実世界と把握している世界はすでに縁がなくなっているだろう。イチジク畑草刈り2回目、キュウリ2段目を植えつける。図書館へ返却と借り出し。田山花袋(田舎教師)、芥川(河童、或阿呆の一生)
2024年7月3日(水)
今日は一時的に高気圧に覆われるとのことである。百歳体操の日。キュウリの収穫、イチジク畑の草刈り、キュウリの支柱立てなどする。気温はさほどでもなかったが湿度が高く汗だくになった。
2024年7月4日(木)
千里は社会大学院に出席。今日も蒸し暑い一日。田山花袋の小説を読んでいる何気ない田舎の風景や人々の観察とその描写が細かい。栗の木の下草刈り、果樹畑の周囲にラウンドアップ撒布。妻以外の人物と会話なし。
2024年7月5日(金)
今日も激暑になりそうである。食事の支度、洗濯、布団干し、米ふみなど家事も大変である。上の田の雑草を刈る。昼前に室内気温30℃に達する。山水にて寿司、昆布うどんの定食が美味しかった、他のグループが4組あり、守本定敏、上山写真館夫婦を見たが目を合わすことなく店を出る。暑いので外には誰の姿も見えない、大草の下の田をトラクターでかきまぜる。
2024年7月7日(日)七夕
今日は自治会の草刈り天役の日なり。高齢を理由に不参加。夜はエアコンを28度くらいに設定して寝ることにしている。昼間に汗を流すので睡眠中にトイレにいく回数は減ってきた。人間、生死の瞬間あるいは入眠、覚醒の瞬間はおのれの意志に依るものではない。すなわちこれは我に常在する如来の力に依ると言える。言わば知らぬ間に生死、入眠、覚醒が指令されている。人はこれらを自力と思っているかもしれないが本願他力に依る現象であることに間違いはない。「もちむぎの館」まで出かける。田山花袋の小説「田舎教師」読了。
2024年7月8日(月)
東京都知事選挙、小池百合子氏が予想通り勝利したと言うより蓮舫が負けた選挙のように思う。蓮舫陣営は空気が読めていない。辻元、枝野、長妻や共産党が応援の顔になれば勝てるはずがないことがわからないのか、と思う。あおい昼前に立ち寄り、暑い中帰る。子ども達は大学生だが親業で大変である。聡一朗が無事帰国したと千里にラインしてきた。上の田のフジバカマ、ウコン、セイヨウニンジンボクなど植えて固くなっていた部分をトラクターで鋤き起こす。グーグルの翻訳で今日のことを英訳しました。これは凄い。
2024年7月9日(火)
とにかく蒸し暑い。今日の午後から梅雨前線が再び列島を覆うらしい。電力需要が逼迫しているという新聞報道があった。サトイモの除草、排水のてだて。芥川龍之介「大導寺信輔の半生」「玄鶴山房」を読む。午後から雷雨、作物と雑草は久しぶりの水分で勢いを得るだろう。車社会なので田圃にいても誰とも顔を会わすことがない。
2024年7月10日(水)
千里は百歳体操に出席し、その後散髪に行く。私はキュウリ、ナス、メロン、ピーマンを出す。姉を訪ねてしばらく話す。岸根宅に隣接した栗林の草刈りをする。終日断続的に雨が降り続く。
2024年7月11日(木)
火魂神社の夏祭り(これも形だけの祭礼になってしまった)。昨晩は雨が止むことなく降った。昨日のラインをみていなくて昼前に山崎へ出る。「得々饂飩」で昼食、帰宅してから祭礼に参加する、参加者は役員5人と谷口重男、大前強のみで婦人がゼロというのは三林の男も舐められたものだ。下の花畑を草払いする。メロンがいっぱいなったが熟さない間に枯れたので試食すると甘くなくて残念。
2024年7月12日(金)
人は人それぞれの世界があり、誰も他人の世界には立ち入ることはできない。いいかえれば客観的な世界、物理的現象としての世界もその捉え方は人によって異なるだろう。芥川龍之介の遺稿「歯車」「或阿呆の一生」「或る旧友へ送る手記」を読む。実母が精神病であったので彼には常にその遺伝を恐れていたのだろう。そしてこの作品にはあらゆる人物、景色に恐怖している様子が述べられている。まさしく常人ではない狂いじみた世界観で過ごしている。自然薯マルチのまわりの草払い。
2024年7月13日(土)
今朝は寒いくらいの気温23度C。日中に汗をかいていなければ夜間に何回もトイレに行くことになり人体の微妙さは不可思議である。効き目はないかもしれないがカボチャのウドンコ病対策に重曹水を撒布する。ナスのマルチまわりを草払いする。福崎の人気あるという軽食喫茶店に期待して入ったが待ち時間が長く、トイレは使用禁止、味はもう一つで量はバカでかく、料金も高くてこの店は恐らくレピートする客はいないだろうと思った。ナスに追肥する。イカをもらう。
2024年7月14日(日)
キュウリ、マッカウリ、ピーマン、トウガラシ(ほぼ完売)など出す。小雨が止むことなく降りうっとうしい天気である。ラウンドアップ購入、染河内方面散策する、田圃は牧草畑に化している。連休もこう雨が降ってはどうしょうもない。トランプが銃撃され銃弾が耳を貫通、もう少しで大惨事になるところであった。
2024年7月15日(月)
昨日は汗をかいていなかったので何回もトイレに行くがそのたびによく眠れたのでよかった。テクノまで行くが今日は食堂もお休み。ファミマで食事して帰る。姫路義姉と美貴子が立ち寄りしばらく話す。田井義兄は肺炎とのことで入院が長引くようだ。梅雨末期の雨がしぶとく降り続く。
2024年7月16日(火)
市の広報や社協の広報が届いた。全ての記事に時間の経過に伴う諸行無常を実感する。昨日のTV「はじめてのお使い」に東市場の子どもがとりあげられた。柔道の阿部兄妹の「ファミリーヒストリー」には彼らのコーチである嶋田の垣田君(彼の父親は私の一宮南中時代の柔道部員)が登場してコメントを述べた。夏の花一部片付ける、エダマメ除草、蒸し暑い。
2024年7月17日(水)
私の造語「如来常住 煩悩具足」煩悩まみれの我ではあると同時に如来も常に我に在り我を生かしている。これこそが親鸞の説かれたことではあるまいかと自分は思う。MLBオールスター戦で大谷がホームランを打つ。千里は障子紙の張り替え着手する。
2024年7月18日
梅雨が明けそうである。千里は社会大学院に出席する。キュウリ、ナスなど出す。姉と話す、伊和の客は一日で帰ったという曾孫は活発な子どものようでよかった。中の田をトラクターで鋤いたが給水ホースを取り除けていなかったのでホースをダメにしてしまった。何事も慌ててはいけない、慎重に行動しなければならないという教訓を得た。
2024年7月19日(金)
蒸し暑い。冬の寒さも大変だが九夏三伏の暑さにも閉口する。安垣にて散髪する。隣に来るブラジル人の耕運機がエンストしたのをノブが重機でヘルプ、素麺仲間ということで落岩勝美が来ていたのと何年かぶりに出会う正美さんの葬儀から18年経過している。落岩家は千里のおばあさんの実家である。
2024年7月20日(土)
昨晩は湿度も高く寝苦しい夜であった。キュウリ、ナス、ピーマン、トウガラシを出す(完売)。午後雷雨の予報は外れる。森鴎外「阿部一族」を読む。実在であったかどうかわからないが阿部弥一右衛門通信、細川忠利など次々とその時代に人々の名前や役職が出てくるのに驚く。丸本フミさん死去、千里弔問。除草剤を中田、下田の周囲に撒く。
2024年7月21日(日)
炎暑が続く。今日は出荷なし。ふれあい喫茶に行く、山本の孫「夕陽」が明るくて子どもらしいので癒やされた。近畿地方に梅雨開け宣言、しばらくは危険な暑さが続きそうである。千里、丸本の見送りに行く。MAX36℃、マッカウリがへたる、仕方がない。光立ち寄り眠ってから帰る。
2024年7月23日(火)
2日採っていなかったので夏野菜がみるみる生長している。キュウリ、ナス、ゴーヤ、オクラ、ピーマン、トウガラシを出す。スーパーが火曜市でも食彩館の安価と新鮮さに一定の人気がありほぼ完売する。
2024年7月24日(水)
朝方は自治会の土方作業の天役に出役して何もする作業がなくて何となく居心地が悪い夢をみる(よくみるパターンの夢)。日々老化に伴う心身の変化を体験している今日である。千里は苦闘しながら障子紙の張り替えをしあげた。この暑さと雷雨による水の供給でキュウリの苗や雑草があっというまに急成長している。
2024年7月25日(木)
ナス、キュウリ、トウガラシなどを出す。キュウリはもう木の寿命がきている。午後水墨画教室にでる。「寒山、拾得」を描いて加筆してもらう。今日は天神祭、姉らと話す。
2024年7月26日(金)
枯れ熟れしたマッカウリをもったいないので安価にて出す。午後千里はコーラスに参加する。そのあといつものメンバーで宮山でしゃべったようだ。報徳と明石商業が決勝に進出した。実力校が残った。気温は36度C。
2024年7月27日(土)
パリオリンピックが開会する。朝のうちにナス、キュウリに散水し、カメムシの予防をする。キュウリの谷を草払い、千里、庭の除草。千里、田井義兄退院の迎えに行く。曇天でも暑さは尋常ではない。水墨画作品の裏打ちをするが部屋のエアコンがいうことをきかずサウナの中での作業となった。
2024年7月28日(日)
ナス、ピーマン、マッカウリなど出す。日曜日なのに出荷する農家が少ないのでモノがあまり出されていない。伊和へ中元を持って行きしばらく話す。室内でも気温が33度に達しているのでエアコンの部屋から出ればサウナ状態である。暑いのと体調とのかねあいでエアコンの室内で画面とにらめっこするだけの生活では余計に体力がおちるがこの暑さでは仕方がない。
2024年7月29日(月)
月日、年月はどんどん容赦なく過ぎてゆく。阿部一二三がオリンピック2連覇なしとげる。イチジク畑草刈り、メロンのメッシュ片付けをする。今日も激暑、各地で気温40度C超えを記録した。最も暑い時間帯に義兄夫婦が来宅され、さまざま貰う。長い間入院していたのに見舞いにも行けなかったのに逆に来てもらうことになり恐縮する。よくも退院できたことである。
2024年7月30日(火)
キュウリとナスを少し出す。廣田医院へこの間の診察料金の支払いに行く。今日は雲が日射をさえぎっているがとにかく蒸し暑い。オリンピックが佳境に入ってきた。特に体操男子団体の逆転優勝は感動的な終末であった。田井から清野へドライブ。
2024年7月31日(水)
昨夜は熟睡することができた。有難い。今日は百歳体操の日、千里が参加する。7月の晦日、猛暑もあと何日かの我慢である。キュウリ、ナス、マッカウリを出す。山崎のマックスにて買い物をする。
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