2025年1月1日(水)乙巳元旦
「あけまして おめでとう ございます」21世紀になって25年も生かせていただきました。今年も日々是好日として過ごしたいと思う。一枚も出していないのに年賀状が届いたが数が少なく、返事を書くのがわずかになって助かった。今日は温かな日射しもあり穏やかな元日であった。
2025年1月2日(木)
「本願名号正定業 至心信楽願為因 成等覚証大涅槃 必至滅度願成就」この四句の意味が少し理解できる。昼食は合計12人集まり賑やかに会食することができた。千里も揚げ物など腕を奮った。7時前には全員それぞれの家に帰る。
2025年1月3日(金)
静かになった。今冬はこの地域の平地で雪も降らず今の所、暖冬と言えよう。今日は外出もせずおとなしく過ごす。金治勇著「正信偈のこころ」を熟読する。
2025年1月4日(土)室温4℃
冷え込んでうっすらと初冠雪。芙玖を新宮駅まで迎えに行く。「和尚」にて昼食。千里がいろいろとおもしろおかしく芙玖と田舎の話題を話す。
2025年1月5日(日)
自治会のしめ縄作り天役、去年したことをすっかり忘れていた左に綯うのを手でねじっていたので途中に右か左かわからなくなってうまくいかなかった。出役してくるメンバーも世代が変わってきた。娘達の家族、孫達の正月休みは終わる。
2025年1月6日(月)
朝から本格的な冷雨が降っている。全国的に今日から新しい年の仕事始めとなる。しめ縄作りの天役は一日違いで助かった。市民局へ農業関係の書類持参、図書館で「終わらざる夏」を借りる。奈良の姉から賀状が来たのでご無沙汰の返事を投函する。収穫していたカブラを塩漬けする。
2025年1月7日(火)
フレッドホイル卿の言葉「最初の細胞が偶然に生じたと考えることは廃品置き場を通り過ぎる竜巻によってそこにある材料からボーイング747ができあがることを信じるようなものです」生命の発生を偶然や長時間で説明する唯物論的進化論を否定されている。科学的証明は不可能ともDNA配列は知性あるプログラマー(根源的いのち、神、如来)によってプログラムされたと考えるほかないと私は思う。田圃から出た石を処理する。安垣にて散髪、杉田の山田が亡くなったと聞く。
2025年1月8日(水)
あらゆる生命のDNAをプログラムした知性的存在と現在自分の生命を維持し思考させている見えない存在は唯物論では究明できないもののその存在は明白であると思う。自分を構成しているタンパク質、諸分子、粒子のどこに物事を思索するような機能が潜んでいるのか分からない。宇宙にはもともと生命を存在させうる機能が備わっていると考えるべきではないか。もしそうでないとすると生命の全く存在しない宇宙を想像してみればその宇宙には何の存在意義があると言うのか。自治会のお日待ち祭に参加する。今年は公民館ではなく谷口廣晴さん宅と谷口重男さん宅で実施。
2025年1月9日(木)
1~2cm積雪、年間で一番冷え込む時季となる。雪まじりの寒風が吹くので外には出ない。同級生の熊沢さんから2024年に書きとめられたエッセイ68枚が届いた。80才にしてこれだけ世の中の動きをみつめ自分の考えを文章にする能力には驚嘆するばかりである。随分重い障害を持つ子息を介護し、そのかたわら歴史書や経済、政治に関する本を読まれてきたようだ。
2025年1月10日(金)
朝方から激しい降雪、千里は安富診療所で定期健診に行く。昼までに10cm以上積雪する。千里も昼前には帰宅する。今日は終日雪止まず。列島全体が冷蔵庫に入ったような状態だ。エアコンとコタツ、膝掛け、簡易ユタンポで寒さを防御する。気温の低下が人間の免疫力を弱体化するのでこの時季にインフルが蔓延する。
2025年1月11日(土)
寝る前に水分を摂っても夜中にトイレに行く回数が増えるものではないということがわかった。お日待ちの時、寝ているとき足がケイレンするという者がいて、脱水がコムラガエリの要因であるという話題になった。山崎イオンにて食料品を買う。夕方光が立ち寄る。
2025年1月12日(日)
今日はトンドの日。餅をあぶり、書き初めを炎で舞い上がらせる。カブラの塩漬け水で洗い砂糖、酢、昆布を使って本漬けをする。伊和へタクワン漬けを持って立ち寄る。インフルにはかかっておらず誰も元気そうでよかった。都道府県女子駅伝を見る。京都が圧勝する。兵庫は田中希美がアンカーであったが10位に終わる。
2025年1月13日(月)
朝は放射冷却で冷え込んでいる。千里は喫茶「宮や山」にて栗山さんと話す。アルミ缶を一南中の所定の場所に持って行く。廃棄物を清吾のバッカンに捨てる。毎食に餅を食べているので餅便秘?の傾向。私以外は風景画を描いているがおもしろくないので私は布袋さんの水墨画を描く。
2025年1月14日(火)
千里の78才birthday自分では身体が虚弱と言いながら入退院もせずにここまで来られたことを感謝しなければならない。千里は三姉妹だけで鷹谷へ行く。ボウゼ鯖の手製寿司をみやげにもらう。サトイモを掘る、雪に覆われていたがまだ腐ってはいなかった。
2025年1月15日(水)
千里は百歳体操に参加する。その後何人かで千種のタキチョウで新年のご馳走会に行く。サトイモを炊き、まだ畑に残るサトイモを掘る。軽トラが車検から帰ってくる。車が無いと不便きわまりない。
2025年1月16日(木)
読経、書写を朝のルーティンとしている。軽トラが帰ってきたので動きがとれるようになった。田圃の委託について農業振興課に行く。幸枝さんが千里のところへ話しにきてひるすぎまでしゃべった。幸枝宅も何かと心配なことが多いようだ。
2025年1月18日(土)
水墨画は布袋さんを描いてみた。康成と墓地参道の落ち葉を清掃したあとついでに伊和の墓参もする。東山まで行くと一面の雪景色で子ども達が斜面でソリを楽しんでいた。千里は社会大学に出席する。
2025年1月19日(日)
聡子、康成が高嶋宅に立ち寄って高岡駅から広島へ帰る。これで我が家の正月行事が終了する。誰も健やかに新しい年の出発ができたことは何よりも有難いことである。若い県議が自死されたという、先の県民局長といい県政界の闇の核心部分の人物が他界され闇がますます暗くなっていくようだ。
2025年1月20日(月)
大寒であるが日中の日射しが暖かく少し春めいてきた。運転免許の更新に安積交番へ行くが手続きが一週間早すぎた。スナップエンドウの種を蒔く。去年もこのごろ蒔いて発芽して収穫できた。チェンソーの刃立てをする。
2025年1月21日(火)
読経、千字文習字、布袋さん墨絵が朝のルーティン。午前中に廣田医院にてアドエアの処方箋を書いて貰う(ものの5秒ほどで960円支払う、医院が受け取るのは4700円、これが日本の医療のシステム)でも自分の不労所得も同じ事だからえらそうなことは言えない。トランプが大統領になる。アメリカファースト、次々大統領令にサインする。
2025年1月22日(水)
百歳体操の日。部屋に置いていた前のパソコンが何故か自然に起動してスイッチが入っている事があり悶着する。千里は幸枝たちと「宮や山」にておしゃべり。カブラの漬け物を姉に持っていく。畦に置いていたU字パイプやトタンを片付ける。「徹子の部屋」で野口五郎を見て「帰り船」を思い出し歌う。夜は「藤あや子」のファミリーヒストリーを見る。
2025年1月23日(木)
水墨画教室に出席、参加者は藪川君と柴原さんだけで早く終わった。下の花畑の谷をこまめで鋤く。日中は温かだった。中居正広が芸能活動から引退する。自業自得、スターである傲りが招いた哀れな人生となる。
2025年1月24日(金)
一切の有情(命ある生物のすべて)の生命が根源の生命を決定する阿弥陀仏の世界(本願海、仏界、幽界、浄土・・)で決定されるとすれば今、一人の人間として生命を享ける確率は無限大分の一、即ち0に等しい。まさに盲亀の浮木として例えられるほど稀有、奇跡なのである。そのことを普段は私だけでなくほとんどの人間が自覚していないと思う。千里は午後コーラスに参加する。布団干しのパイプを修繕、溝端の草刈り。
2025年1月25日(土)
一切の有情には植物、真菌類、細菌、ウイルスもその範疇に入っていることを忘れてはならない。コープにて食料品を購入する。去年菌を植えた椎茸の原木を柚子、月桂樹の陰に立てかける。確定申告の農業収支表を打ち出す。収入40万弱、必要経費30万実質収入は10万。予報通り晴れてはいるが寒気が入ってきて寒い一日であった。
2025年1月26日(日)
大野芳著「山本五十六自決セリ」を読了。昭和18年4月18日午前7時40分ごろ、ラバウルからブーゲンビルに向かう山本長官含む7名の乗る機が待ち伏せた米軍機の攻撃によりジャングルの中に墜落、山本長官の遺体の検死を題材に様々な取材に基づくドキュメント。午後光が寄る。
2025年1月27日(月)
運転免許更新の手続きに行く。問題なくパスする。夏に主人を亡くした千里の従妹伊藤俊枝が来宅し昼まで話す。岸根の小屋の横にはえて、通行の邪魔になる野バラや萱などを刈る。半藤一利著「昭和・戦争・失敗の本質」を読む。
2025年1月28日(火)
寒波でうっすらと雪。外出はローソンのみ。タマネギ畝に油かす施肥、土搔き。カラシナを9kg収穫(糠漬けにする予定)。外には誰も見当たらない、空き家や昼間は無人の家ばかりである。一応家の体をなしているのは私宅、下村、幸枝宅、山口、川崎、山本くらいである。
2025年1月30日(木)
朝方の夢はダメ教師の夢だった。舞台は波賀中学校の一階端の理科室、白衣は着けていたようだが教材研究も実験準備もしていなかった。持参していた教科書も異なる分野の教科書で内心「どのようにしてこの50分の授業をごまかそうか」と焦っていた。まだこの教科書の半分も教えていないのに「次の授業は2分野下の教科書を持ってくるように」と伝えた。今日教える内容もあやふやなので石灰水に呼気を吹き込み白濁するのを演示して何とかごまかそうとして教卓にある溶液を見たら酢酸カーミン溶液しか見当たらず、焦ったところで目が覚めた。終日雪おこしの寒風が吹きまくる。アカシアの枝が折れてしまった。千里は菅谷すみ子宅へご仏前をもってお参りする。
2025年1月31日(金)
朝から雪が舞う。自分の中に阿弥陀如来が常在し四六時中自分を生かして続けているがその重大な事実を普段人は忘れている。そのことを南無阿弥陀仏と名号を唱えることで自覚、想起する。多くの坊さんが第18願を根拠に名号を唱えれば悪人、善人すべからく西方浄土に往生するという説明だけでは本心から信心するとは思えない。
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